3~4年使用したセミドライの修理をお勧めしない4つの理由
セミドライ買換えを控えて、なんとか修理で持たせようと考えている人も多いと思います。しかし3~4年使用したセミドライは素材劣化により来春までのシーズン中に修理箇所以外の接合部や他の箇所が壊れる可能性があるので修理はお勧めできません。
お勧めできない4つの理由
① 黒ゴムの劣化
セミドライは、冷たい海水や風が皮膚に伝わり難いよう熱伝導率が悪い黒ゴムを使用しています。ジャージ素材に比べ黒ゴムは新品でも固く伸縮率も良くありませんが、劣化するとさらに固く伸びなくなります。
② パネル接合部に使用される接着剤の劣化
接着剤は3年ほどで粘着力が弱くなり、着脱時に引っ張り負荷がかかる膝や股下、脇や袖口のパネル接合部が剥がれやすくなります。
③ 脱着や使用回数が多い
シーズン期間中(12月~4月の5カ月間)、週1回使用した場合、1年目20回、2年目40回、3年目60回、4年目80回以上使用します。着脱や使用回数が多いほど剥がれや破れの危険性が高まります。
④ 低体温症のリスク
1月~4月の千葉北エリアの平均水温は16度未満で、10度前後まで下がる日もあります。冷たい海水がスーツ内に流入すると低体温症が起こりやすく、激しい震えや、判断力の低下、筋肉の硬直、脈拍や呼吸の減少などが起こります。
修理は当面の支出を抑えますが、シーズン中使用する都度に他の箇所が剥がれたり壊れるリスクが高まります。そして、キャンペーン特典の大幅割引48,000円の機会を失ってしまいます。
すでに膝や腰回りから海水を感じた方、心配な方はスタッフが剥がれや破れを点検できますので、お申し付けください。
🦍