セミドライの耐久年数は?
(耐久年数とはメーカーなどが想定する通常使用方法にて、問題なく使用できる期間の事。)
セミドライの耐久年数は、使用頻度や脱着方法によって大きな差がでますが3年ほどと言われています。
① パネル貼り合わせに使用する接着剤の劣化。
ウェットスーツはいくつかのパネルを貼り合わせて製作します。その貼り合わせ部分が剥離すると冷たい海水が常時スーツ内に流入、起毛素材内の温かい空気層をつぶすので体温を保つ機能を失います。
② 脱着方法。
スーツを片足で踏みつけて、もう片方の足をスーツから引っ張りぬく人を良く見かけます。これは大きな引っ張り負荷を膝や足首、腰回りのパネルにかかり、貼り合わせ部が剥離しやすくなります。波待ちの際下半身は海水にとどまるので、剥離部分から海水がスーツ内に入り込みます。腰回りに寒さを感じたり、ブーツ内に海水が入るのは剥離が原因の1つです。
剥離箇所の部分修理も可能ですが3年以上使用したセミドライは、その他の箇所の剥離が始まる可能性も十分考えられます。去年腰回りや下半身に寒さを感じたならば、買換えを検討することをおすすめします。