ブランクスが変われば、
モデル特性がもっと際立つ!
ARAKAWA、VESSOで選べるブランクスは、①PU、②EPS、③XTR(ARAKAWAのみ)の3種類あります。それらは重量や反発力(フレックス)、強度が異なり、ブランクスによっては、よりモデル特性を際立たせてくれます。通常ブランクスの指定がない場合は①PUになります。
① PU+ポリエステル樹脂
PU(ポリウレタン)ブランクスは、どんなタイプの波にも合うオールラウンドでスタンダードな素材として使用されています。シェーピングされたPUブランクスは、ポリエステル樹脂でラミネート加工され製品化されます。シェーピングしやすく、樹脂の硬化も早いので比較的製造コストを抑えることができます。
② EPS+エポキシ樹脂
EPS(エクスパンダブルポリスチレン)ブランクスは、低密度で多量の空気を含むのでPUに比べ非常に軽い素材といえます。EPSブランクスは、比較的固いエポキシ樹脂でラミネート加工され製品化されます。軽量でやわらかいフレックスが、小波やパワーレスの波でもドライブスピードに活かされます。しかしその軽さにより強い風の影響も受けやすくなります。ブランクス価格が高いことや樹脂の硬化が遅いなどの理由で製造コストが高くなります。
③ XTR+エポキシ樹脂
XTR(高密度シンセテック)ブランクスは、軽量で強度があるのでストリンガーがありません。サーフィンの動きを計算したフレックスの強さが特徴で、ボードを踏み込んでしなったサーフボードがもとの形状に戻ろうとする早いフレックスでグイグイと加速します。ストリンガーの変わりにカーボンストライプがボードセンターに入ります。
④ PU+エポキシ樹脂
PUブランクスをエポキシ樹脂でラミネート加工することもできます。エポキシ樹脂はポリエステル樹脂に比べ固く仕上がるのでトップスピードにのりやすく、カチッとしたフィーリングが好きな人やしっかりとフェイスがある波に向いていると言えます。エポキシ樹脂は黄ばみやすいので紫外線をカットする紫がかった樹脂が使用されています。
多くのコンテストサーファーを見ると、膝~腹サイズやパワーレスな波にはEPS、フェイスがあるしっかりとした波にはPUと使い分けているようです。
ARAKAWA、VESSOの全モデルで①、②、③、④(ARAKAWAのみ)ブランクスの選択が可能です。EPSミッドレングスはPUより軽く仕上がりパフォーマンス性能が高く、持ち運びにも便利です。店前の腰~腹サイズを想定したオーダーであれば、ショートボードでもEPS選択はモデル性能をさらにアップしますよ!
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