ドライスーツ?
ずっと前、持ってたよ。。。
ゴツいやつでしょ?
寒冷地専用じゃないの?
冬の千葉北エリアは波はいいのに、キンキンに冷たい。
ともかく、温かいウェットが欲しいと言う声から、
約10年ほど前、一世風靡したドライスーツ。
金属製の防水ファスナーが、背中に横一文字に配置され、
ブーツもかなりごつくて、
いかにも重装備といったシロモノでした。
確かに、温かいんだけど、
動きにくいと言うのが正直なところでしたね。
その後も、ネックエントリーのドライスーツをはじめ、
メーカー各社が、それぞれ工夫を凝らした仕様のドライスーツが
次々とリリースされて、進化し続けてます。
が、一方で、セミドライスーツの進化もめざましく、
ドライスーツじゃなくてもいいかな。と考える寒がりサーファーさんも増えました。
そこです!
ドライスーツ最新情報、見逃しちゃってますよ!
これが、2020年代のドライスーツ第4世代です!
身体を冷やしたくない大人サーファーにとって
マストなアイテムの一つに間違いない!太鼓判を押せちゃいます。
その理由を解説します!
より軽く!
以前は、4㎜とか3.5㎜といった生地の厚さと、なおかつ、耐久性に優れたゴムを使用してました。
やはり、少し重量感を感じる物に。。。
「大切に着れば長持ちする」そんなドライスーツのイメージがあったと思います。
第4世代のドライスーツでは、なんと、
2㎜とか2.5㎜という生地厚がリリースされています。
そう、つまり、それだけ軽いんです!
またドライスーツは、セミドライと違い、密着度もゆるめ(首・手首を除く)ですから、
かなり、動きやすく、軽く感じる!
これは、冬のサーフィンに、相当のアドバンテージを得られますよね!
より暖かく!
無縫製の技術が格段とレベルアップしたおかげです。
従来、ウェットスーツは、厚みのあるゴムの生地と生地の断面を接着剤で貼り合わせ、さらに、生地の厚さ半分くらいまで「すくい縫い」をして、補強します。サーフィンの多様な動きに耐えられるように、ゴムの生地をしっかりつなげておくには、どうしてもすくい縫いが必要でした。
しかし、すくい縫いは、ゴム生地に穴を開け、糸を通してしまうため、そこから、海水の冷たさが伝わりやすくなってしまいます。
無縫製の技術が進化した今、縫わないウェットスーツが可能になりました。
針と糸の代わりに、特殊なテープを、熟練の職人さんが、熱圧着する技術です。
生地に穴が開くことはなく、よって、肌の近くまで冷水が近づくこともなく、温かさが増すことに繋がりました!
また、前述の「生地が薄くなって軽くなった」とすると、寒いのでは?と思われましたか?
ドライスーツは、生地の厚みで保温してるのではないんですよ。
ドライスーツは体とスーツの間に空気層があることで、断冷します。
インナーを着ることで、適度な空気層を確保しつつ、暖かさを調整できるんですよ。
より着替えやすく!
旧世代のドライスーツには「ファスナーは着用者以外に開閉してもらってください」という注意書きがあったりしましたw。第4世代は違います。
ファスナーが進化した!
従来の防水ファスナーは堅くて、曲がりにくい物でした。
第4世代では、硬さを感じないストレッチコイルファスナーを採用するドライスーツが出てきました。ストレッチコイルファスナーは、完全防水ではないため、メーカー各社それぞれ、ドライスーツの内部構造を色々と工夫して、最小限の浸水で、防水ファスナーと遜色ないレベルまで作り上げることができてきました。これは本当にすごく研究されたみたいです。(実は、試着長期テストのお手伝いしたりもしました)開口部の伸縮性もアップしています。より、着やすく、脱ぎやすく、しかも軽くなっています。ダブル特典ですね。
防水ファスナーも第4世代では金属製から樹脂製防水ファスナー採用にシフトしています。
ドライスーツだから
いやいや、説明にも理由にもなってないよと突っ込まれそうですが、
ドライスーツは
ほぼ濡れないから
濡れれば、体温が落ち、生命維持のため体温をキープするほうにエネルギーを消費して、疲れてしまいます。
ドライスーツなら、全身びっしょりになることはありません。
それだけでも、体力を温存できます。その分、サーフィンに使えます。
また、ドライスーツの中の密閉された空気層が体温によって暖められ、海水の冷たさを遮断してくれます。より温かく保温してくれます。空気が一番の断冷(熱)材となるのです。
冬の良い波を、くたくたになるまで楽しんで、暖かいまま戻ってこれる。 海上がりのシャワーは、ドライスーツ脱がずに、頭を洗うだけ。 ファスナーを開けて、さくっとドライスーツ脱いだら、そのまま、服を着るだけ! 寒くない。冬の着替えでも体力いらない。サーフィンに集中できる。
どうですか?
思っていたイメージと全然、違いませんか?
より軽くなった新しいドライスーツは
身体をいたわりながら長くサーフィンを楽しんでいきたい
そんなサーファーには必需品のアイテムと言えます
デメリットもある
いいことづくめに思えるドライスーツですが、デメリットもきちんとお伝えします。
まずひとつは、ブーツが一体となるので不必要な場面でも取り外しが出来ないこと。
次に、ドルフィンスルーが深く潜りにくいこと、波のサイズが頭位になると感じるかと思います。
もうひとつは、用意する装備が増えてしまうこと、インナーや靴下など忘れないようにセッティングする必要がありますね。
ドライスーツは一滴たりとも濡れないのではなく、胸元くらいまでしっとりと蒸れる程度とお考えください。ご自身の汗や首元からの微量の浸水などで、インナーの素材によっては広がり方が異なります。
おトイレはガマン。ですが、セミドライに比べ、全然冷えないので、生理学的にはトイレが近くなりにくいそうです。着替える前に必ずおトイレに行っておくことと、体を温めておくことが、1ラウンド持たせるポイントになるようです。
これらのデメリットよりメリットの方が上回ると私たちALOHAGROUNDは考えます。
冬の極寒朝1はドライスーツ、波がサイズアップした時はセミドライと使い分けるのもアリですね。
本格的な寒さを迎えるこの時期に、一度、検討してみてはいかがですか?
大人サーファーの冬支度におすすめなドライスーツ 5モデル
BEWET
インフィニティー With SOX
2㎜×2㎜ E-spec
¥143,500税込
ファスナーシステムは、ストレッチコイルファスナーを採用
胸元にファスナーが付いてるタイプで一人で着脱簡単
重なり合う特殊なインナーネックを被ってからアウターフラップを被る構造により浸水を最小限に
オール2㎜のジャージ仕様のみ,全身シームレス仕上げ
耐久性と保温性を薄手ながら実現!(東京店のみ)
4D
Seals-D CW-JN 2.5㎜×2.5㎜
¥151,800税込
樹脂製の防水ファスナーを採用、着脱のし易さは間違いない
胸元にファスナーついているので一人で着脱可能
4Dの真骨頂、特殊テープによるシームレス仕様は評価高い
2.5㎜という絶妙な厚さのスーツで軽さを実感してもらいたい
RLM
GTR AWS ALL4㎜
¥137,500税込
ファスナーはストレッチコイルファスナーを使い胸元に大きく開口があるタイプ
勿論一人での着脱はイージー。インナーフラップ付で防水性もバッチリ
ボディーカラーも8色から選べて非常に伸縮性のいい生地により厚みも気にならない
耐久性と保温性もバッチリ
O’neill
ハイパーフリーク ライトドライ ALL3㎜
¥132,000税込
樹脂製防水ブラックアウトジップを胸元に大きく配置
インナーもなく着脱は抜群にイージー。
防水性を更にアップしたい場合オプションでWネック選択可能。
独自の素足感覚ソックスにより全体的に軽く仕上がっております。
Freedom light ALL3.5㎜ FD2 +Radial sox
¥128,700税込
胸元から背中にかけて片側の肩を通ってストレッチコイルファスナーが配置
パドリング時のストレスを軽減している。お好みによりブーツの種類をホールド感の強い
ウォーターロックブーツのチョイスも可能、スタイリッシュなライトドライとして人気